退職届・退職願テンプレート無料(2026年版):書き方・提出方法を完全解説
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退職届・退職願テンプレート無料(2026年版):書き方・提出方法を完全解説

退職届と退職願のテンプレートを無料で提供。手書き・パソコン作成の書式、提出タイミング、退職届と退職願の違い、円満退職のマナーまで徹底解説。

Stella Stella · Content Strategist 2026年3月5日 9 分で読める

退職届・退職願テンプレート無料(2026年版):書き方から提出まで完全ガイド

退職を決意したものの、「退職届と退職願、どちらを出せばいいのか」「書き方に決まりがあるのか」と迷っていませんか。

退職届は長い文書ではありません。しかし、書類の種類を間違えたり、提出のタイミングを誤ったりすると、退職手続きがスムーズに進まないだけでなく、思わぬトラブルに発展する可能性があります。特に日本では退職届・退職願・辞表の使い分け提出先と手渡しの作法就業規則に基づく提出時期の3点が重要です。

この記事では、そのままコピーして使える退職届・退職願のテンプレート4種類と、提出から退職完了までの実務ガイドを網羅的に解説します。


退職届・退職願・辞表の違い(最重要ポイント)

日本の退職手続きで最も重要なのは、3種類の書類を正しく使い分けることです。名称が似ているため混同されがちですが、法的効果がまったく異なります。

種類 性質 撤回 使う人
退職届 退職の一方的な意思表示(届出) 原則として撤回不可 一般社員(確定的に辞める場合)
退職願 会社への退職の「お願い」(申込み) 会社が承認するまで撤回可能 一般社員(合意退職を目指す場合)
辞表 役職を辞する旨の届出 受理前なら撤回可能な場合あり 役員・公務員・管理職

退職届(たいしょくとどけ)

退職届は、労働者が「退職します」と一方的に意思を表示する書類です。会社に届け出た時点で効力が発生し、原則として撤回できません。退職の意思が固く、交渉の余地を残さない場合に提出します。

退職願(たいしょくねがい)

退職願は、「退職させていただきたいのですが」と会社に合意を求める書類です。会社側が承認(受理)するまでは撤回が可能であり、円満退職を目指す場合はこちらが一般的です。実務上、多くの会社では退職願の提出を求められます。

辞表(じひょう)

辞表は、取締役などの役員公務員が使用する書類です。一般社員が辞表を出すのは誤りであり、ドラマや映画の影響で混同されがちですが、通常の退職では使いません。

どちらを出すべきか迷った場合:まずは退職願を提出するのが無難です。円満に退職でき、万が一気持ちが変わった場合にも撤回の余地が残ります。


退職届・退職願の書き方(基本ルール)

法的な根拠:民法627条

民法第627条第1項により、期間の定めのない雇用契約は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了します。つまり法律上は2週間前に申し出れば退職できます。

ただし、多くの企業では就業規則で1か月前まで、場合によっては2か月前までの届出を求めています。法的には2週間で足りますが、円満退職のためには就業規則に従うことを推奨します。

記載すべき項目

項目 必要度 備考
書類名(退職届/退職願) 必須 間違えないよう注意
宛先(代表取締役社長名) 必須 社長名をフルネームで
所属部署・氏名 必須 正式名称を使用
退職希望日 必須 年月日を明記
届出日(作成日) 必須 提出する日付
退職理由 必要 自己都合なら「一身上の都合」
捺印 推奨 認印で可(シャチハタ不可)

手書きとパソコン作成

日本では伝統的に退職届を手書きで作成する慣行がありましたが、近年はパソコンで作成し、署名・捺印のみ手書きというスタイルが主流になりつつあります。

  • 手書き: 便箋(B5またはA4)に黒のボールペンまたは万年筆で記入。修正液や修正テープは使わない
  • パソコン: A4用紙に印刷し、氏名欄のみ自筆で署名+捺印
  • 縦書き: 伝統的で丁寧な印象。保守的な企業や公的機関向き
  • 横書き: 現代的で読みやすい。IT企業やスタートアップで一般的

会社指定のフォーマットがある場合は、そちらを使用してください。


退職届テンプレート1:標準形式(自己都合)

最も一般的な退職届の形式です。退職の意思が確定している場合に使用します。


退 職 届

私儀、

このたび、一身上の都合により、勝手ながら20__年__月__日をもちまして退職いたしたく、ここにお届けいたします。

20__年__月__日

_______________部 _______________(氏名) 印

株式会社_______________ 代表取締役社長 _______________ 殿


ポイント

  • 冒頭の「私儀(わたくしぎ)」は「私事ですが」の謙譲表現。行末に書くのが正式
  • 退職理由は自己都合の場合「一身上の都合」で統一。詳細を書く必要はない
  • 宛先は直属の上司ではなく、代表取締役社長宛てが正式
  • 日付は提出日、退職日の2つを必ず記載

退職願テンプレート2:お願い形式(合意退職向け)

退職願は「退職させてほしい」と会社にお願いする形式です。円満退職を目指す場合は、まずこちらを提出するのが一般的です。


退 職 願

私儀、

このたび、一身上の都合により、誠に勝手ながら20__年__月__日をもちまして退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。

20__年__月__日

_______________部 _______________(氏名) 印

株式会社_______________ 代表取締役社長 _______________ 殿


退職届との違い

  • 「お届けいたします」→「お願い申し上げます」に変わる
  • 書類名が「退職届」→「退職願」に変わる
  • 法的には「合意退職の申込み」となり、会社が承認するまでは撤回可能

退職届テンプレート3:詳細理由記載型

転職や家庭の事情など、退職理由を具体的に記載するケースもあります。会社から理由の記載を求められた場合や、自発的に事情を伝えたい場合に使用します。


退 職 届

私儀、

このたび、下記の事由により、勝手ながら20__年__月__日をもちまして退職いたしたく、ここにお届けいたします。

退職事由: [例1] 家族の介護に専念するため [例2] 配偶者の転勤に伴う転居のため [例3] 大学院進学のため [例4] 健康上の理由による療養のため

在職中は多くのご指導をいただき、心より感謝申し上げます。退職日までの間、業務の引継ぎに万全を期してまいります。

20__年__月__日

_______________部 _______________(氏名) 印

株式会社_______________ 代表取締役社長 _______________ 殿


注意点

  • 「一身上の都合」だけで法的には十分。理由を詳しく書く義務はない
  • 転職先の企業名を記載する必要はなく、記載しないのが一般的
  • 退職金や失業保険の受給に影響はない(自己都合退職の場合)

退職届テンプレート4:会社都合退職の場合

整理解雇、退職勧奨など会社側の事情で退職する場合のテンプレートです。自己都合退職と異なり、退職理由の書き方が失業保険の受給に直結します。


退 職 届

私儀、

このたび、貴社の退職勧奨に伴い、20__年__月__日をもちまして退職いたします。

なお、退職事由は会社都合によるものであることを申し添えます。

20__年__月__日

_______________部 _______________(氏名) 印

株式会社_______________ 代表取締役社長 _______________ 殿


会社都合退職で必ず確認すべきこと

  • 退職届に「会社都合」「退職勧奨に伴い」と明記する。「一身上の都合」と書くと自己都合扱いになり、失業保険の給付開始が遅れる
  • 離職票の退職理由欄が「会社都合(事業主都合)」になっていることを確認
  • 会社都合退職の場合、失業保険は7日間の待期期間のみで受給開始(自己都合は2か月の給付制限あり)
  • 退職金の上乗せや未払い残業代の精算について、退職合意書で取り決めることを推奨

提出のマナーとタイミング

提出時期の目安

状況 推奨時期 根拠
法律上の最低ライン 2週間前 民法627条
一般的な就業規則 1か月前 多くの企業が規定
管理職・プロジェクトリーダー 2〜3か月前 引継ぎ期間を考慮
円満退職の理想 1〜2か月前 後任の採用・引継ぎに十分な期間

提出の手順

  1. 直属の上司に口頭で退職の意思を伝える — いきなり書面を渡すのは避ける。まず個別面談の時間をもらい、口頭で意思を伝えたうえで書面を提出するのが礼儀
  2. 退職届(退職願)を準備する — 白無地の封筒に入れ、表に「退職届」(または「退職願」)、裏に所属部署と氏名を記入
  3. 直属の上司に手渡しで提出する — 人事部宛てに直接提出するのではなく、まず直属の上司に渡す。郵送やメールでの提出は原則として避ける
  4. 退職日と引継ぎスケジュールを相談する — 退職届の提出後、具体的な最終出勤日や引継ぎ計画を上司と調整

封筒の書き方

退職届・退職願を入れる封筒にも作法があります。

  • 封筒: 白無地の長形4号(長4)封筒。茶封筒は不可
  • 表面: 中央に「退職届」または「退職願」と縦書き
  • 裏面: 左下に所属部署と氏名を縦書き
  • 用紙の折り方: 三つ折りにして、文書の書き出しが上に来るように入れる
  • のり付け: 封をして「〆」と書くのが丁寧だが、必須ではない

退職届を出した後にすべきこと

退職届が受理されたら、退職日までに以下の手続きを進めましょう。

業務の引継ぎ

  • 引継ぎ書の作成 — 担当業務の一覧、進行中の案件、取引先の連絡先、ファイルの保存場所などをまとめた引継ぎ資料を作成する
  • 後任者への説明 — 資料を渡すだけでなく、口頭でも業務の流れや注意点を共有する。後任者が決まっていない場合は上司に引継ぎ資料を渡す
  • 関係者への挨拶 — 社内外の関係者に退職の挨拶を行う。取引先への挨拶は会社の方針に従う

会社から受け取るもの

書類 用途 受取時期
離職票 失業保険の申請 退職後10日以内に交付
源泉徴収票 確定申告・転職先への提出 退職後1か月以内
雇用保険被保険者証 転職先での雇用保険手続き 退職日当日または後日郵送
年金手帳(基礎年金番号通知書) 年金の継続手続き 会社が預かっている場合
健康保険資格喪失証明書 国民健康保険への切替 退職後速やかに

退職後の手続き

  • 健康保険: 退職後14日以内に国民健康保険に加入するか、任意継続被保険者制度(退職後20日以内に申請)を利用
  • 年金: 国民年金への切替手続き(退職後14日以内に市区町村役場へ届出)
  • 失業保険: ハローワークで求職申込み+離職票の提出(退職後速やかに)
  • 確定申告: 年の途中で退職し再就職しない場合は翌年に確定申告が必要

AIで退職届を作成する方法

状況に合った退職届が必要なら、AIを活用するのも一つの方法です。

AiDocXで退職届を作成する手順

  1. AiDocXにログインし、新しい文書を作成
  2. AIに入力:「退職希望日は2026年4月15日、所属は営業部、退職理由は一身上の都合で退職届を作成してください」
  3. AIが即座に完成された退職届を生成
  4. 内容を確認・修正し、電子署名を付与してPDFで出力

契約書一枚に何日もかける必要はありません。AiDocxなら、AIの下書きから署名まで一杯のコーヒーで終わります。

退職届のような定型文書こそ、AIによる自動生成が効果的です。書式の誤りや記載漏れを防ぎ、法的に適切な文書を数分で作成できます。


よくある質問

Q. 退職届を提出しましたが、会社が受理してくれません。退職できますか? はい、退職できます。民法627条により、期間の定めのない雇用契約は、退職の申入れから2週間が経過すれば自動的に終了します。会社の受理や承認は法的要件ではありません。ただし、退職届を提出した証拠を残すため、配達証明付き内容証明郵便で送付することも検討してください。

Q. 退職届と退職願を間違えて出してしまいました。どうすればよいですか? 退職願であれば、会社が承認する前であれば撤回が可能です。速やかに上司に申し出て、正しい書類を再提出しましょう。退職届の場合は原則として撤回できませんが、会社側が合意すれば取り消しに応じてもらえる場合もあります。

Q. 有給休暇の消化はできますか? 労働基準法第39条により、退職前であっても有給休暇の取得は労働者の権利です。会社は原則として拒否できません。退職届の提出時に、最終出勤日と有給消化のスケジュールを上司と調整するのがベストです。

Q. 退職届は手書きでないとダメですか? 法律上、手書きの義務はありません。パソコンで作成しても有効です。ただし、氏名欄は自筆で署名し、捺印するのが望ましいとされています。会社によっては手書きを求められることもあるため、事前に確認してください。

Q. 退職届をメールやチャットで送っても有効ですか? 法的には口頭でも退職の意思表示は有効であり、メールやチャットでも効力はあります。ただし、日本のビジネス慣行として書面での提出が一般的であり、証拠としても書面の方が確実です。やむを得ない事情がある場合を除き、書面での提出を推奨します。

Q. 試用期間中でも退職届は必要ですか? はい、試用期間中であっても退職届(または退職願)を提出するのが適切です。試用期間中も雇用契約は成立しており、民法627条の2週間前の告知義務は適用されます。


まとめ

退職届・退職願は、書き方そのものはシンプルですが、書類の種類の使い分け、提出のタイミング、封筒の作法など、日本特有のマナーを押さえることが円満退職の鍵です。

上記のテンプレートを状況に合わせて活用するか、より正確でカスタマイズされた退職届が必要な場合はAiDocXのAI自動生成を試してみてください。

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